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DM
ゴールデンウィークも終わってしまいましたが、皆様はどこかにいかれたでしょうか?
自分は、毎年のことながら仕事してました。
しかし、今年は、本当になんというかあまりいいニュースのないゴールデンウィークでした。(いいニュースとまではいかないかもしれませんが、全原発停止は、小さな一歩を踏み出したとはいえるかもしれません。)
車の事故が多発し、竜巻で大きな被害が出ています。皆様は、大丈夫でしょうか?
相も変わらず、霞ヶ関の人々は、他人事のような状況ですが・・・。

DM、皆様のもとに届きましたでしょうか?
数枚戻ってきてしまっております。もし、”届いてない”ということがございましたら、ご連絡ください。
また、”DM欲しい”と言う方は、お送りしますので、ご連絡ください。
もちろん、DMがなくても展示会には来ていただけます!
展示会期間中は、ご予約なくても大丈夫ですので、お気軽にお越しいただけるとうれしいです。

今回は、”The Magic of Houdini”〜フーディーニの魔法〜と題した展示会になります。
HPにも少し書かせていただきましたが、ここにも少し。
ハリー・フーディーニは、1900年代初頭アメリカで活躍した奇術師です。
アメリカでは現在においても、マジシャン・奇術師と言えば”フーディーニ”と言われる程です。
フーディーニの得意の奇術は、脱出。”脱出王”なんていう異名もあったほど。
活躍していた時代は、第一次世界大戦前後。
世界中でファッションや文化、経済、ひいては政治的にも過渡期を迎えていた時代。
イギリスでは、エドワーディアンと言われた時代にも重なります。(エドワード7世の在位期間は1901年〜1910年までの約10年の期間ですが、エドワーディアンは、1920年頃までといわれています)
この時代は、長く続いたイギリスの絶頂期ヴィクトリアンの後の時代。
ヴィクトリアンの豪華絢爛、装飾華美なものから、少し地味ではありますが、より繊細で華奢な細工が可能になり、ヴィクトリアンから受継がれたデザイン性と相まって、とても上品なものが作られるようになった時代です。
最後の貴族文化ともいわれ、派手さはないですが、信じられないくらい繊細で上品なものが多く、自分たちの大好きな時代です。
今も、世界中で色々なことが巻き起こり、正直なところ、あまりよい時代とは言えないかもしれません。でも、エドワーディアンの時代も、同じ様な時代で、そんな時代だからこそ、生まれてきたものも多いのかもしれません。
少しフーディーニから脱線してしまいましたが、フーディーニのように”華麗に”とはいかないかもしれませんが、なんとかこのモヤモヤ感を脱出できるといいな~と言う願いを込めました。
皆様と一緒に、その脱出のための”タネ”や”仕掛け”を作り出せれば・・・ほんのわずかでも、私共の靴がそのきっかけの一助にでもなれれば、と思っております。

靴のご紹介もさせてください。
DM_d0130092_14154186.jpg2足目のご注文をいただきましたN様。

DM_d0130092_1416583.jpgこの革は、フランスのデュプイ社のデットストックの革で、元々は、ほんの少し表面にバフがかけられていて、クリームをのせると、とてもいい艶、濃淡がでます。
モカ部分はスキンステッチでが施されているので、こういう明るめの色で、濃淡がでると、そのスキンステッチも映えるなーと。
活躍してもらえると嬉しいです。

by boot_maker_oe | 2012-05-08 14:27 |


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