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はやいもので
もう、10月も終わろうとしています。
本当に、年を経る毎に1年があっという間に過ぎていくような気がします。
ある方から聞いたのですが、年齢という分母が増える分、1年という単位がどんどん小さい(短く)ものになっていくらしいです。なるほどなーと。

今は、お客様の靴と同時に、新作の製作と、加えて新しく増やす木型のフィッティングサンプル作りに追われ、かなり慌ただしい毎日を過ごしております。
新作は、メンズ、レディース共に5足、計10足を予定しています。・・・が、ありがたいことに、ご注文分もかなりあり、しかもフィッティングサンプルは14足。
実は、まだデザインすらできあがっていないのが、かれこれ5足。果たして間に合うのかと思っていますが、格闘してみます。
来年の1月に向けて、とにかく、頑張らなくては!!と思っています。

全部というわけにはいきませんが、ブログで、少しずつ納品した靴をご紹介していこうかと思っています。新しい試みや、革の組み合わせが違うだけで、サンプルの靴と、印象がかなり違ってくるので、そういうのを、ご紹介できればと。
ここ半年くらい、レディースのご注文もかなりいただくことが多くなってきました。
とてもうれしいです。
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写真は、先日納品させていただいたレディースの靴です。
ご注文いただいたときは、革の色的に、若干渋くなりすぎるのかな?と思っていたのですが、出来上がってみると、とてもアンティーク感があって、思った以上にいい組み合わせだなーと。
お客様は、とてもかわいらしい方で(なんて言ってしまうと失礼でしょうか?)、よくお似合いでした。
いっぱい履いてください。
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by boot_maker_oe | 2009-10-29 23:05 |
木型補正
現在、オーダーをいただく際、Vintage Lineでは無料、Standard Lineでは、別途木型補正料金をいただいております。
今までは、納品したお客様にご満足いただければ、それでいいのではないかと思っていたのですが、どのようなことを行っているのか、皆様に知っていただくことで、より私どものこともご理解いただけるのではないかと思いまして、今回は、木型の補正について。

まずは、足長を測り、足の幅や形を見て、フィッティングサンプルを履いていただきます。
もちろん、左右でサイズやウィズも足に合わせて別々のものになることもあります。
それから、そのフィッティングサンプルを履いた状態で、補正箇所を確認し、必要な場合は、足型を採り、補正に必要な箇所を計測します。
もちろん、両足です。
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その後、製作に使用する靴型に採取した足型をもとに、補正の革を貼っていきます。
毎回難しいのが、計測した数値をそのまま再現しても、靴として履いたときに、ぴったりくるかと言われれば、そうではなく、足自体の形、柔らかさや歩き方、加えてデザインや使用する革等でかわってくるので、どの程度の補正にするかは、本当に毎回難しいです。


通常、ビスポークと言われる靴のラスト製作も、ほとんどのメーカーでこのように既存の木型に革等で乗せ甲をして、必要な部分は削る、というかたちで製作されているかと思います。
そうなると、やはりお客様に木型を所有していただくことになり、お客様へのコスト面での負担がその分多くなってしまいます。
自分としては、そのコストをなんとかできないかと思い、フィッティングサンプルをたくさん用意し、そこから補正をかけるということで、できるだけ、お客様へのコスト面の負担を少なく、履き心地はよいものができれば、と思っております。
削りが必要であれば、ウィズやサイズ等を一つ下げて、その分乗せ甲で対応できるのではないかと思っています。
もちろん乗せ甲や、それを施す位置は、細かくデータとして残してありますので、2足目以降も同じ木型を再現できますし、1足目を履いていただくことにより、生じた修正も可能です。
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次回の展示会では、今までのフィッティングサンプルに加え、より細いウィズもご用意する予定です。
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by boot_maker_oe | 2009-10-09 14:13 |