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ギリー
朝晩は、ちょっと秋らしくなってきたでしょうか。
昼間は、相変わらず痛い程の日差しですが・・・。

d0130092_22232840.jpg今回は、ギリーのご紹介です。 
写真は、4足目を納品させていただいたS様の靴です。
S様は、ギリーがお好きとのことで、4足のうち、なんと3足がこのギリーです。(すべて色違いです)
メダリオン無しで、つま先の形状もデザインサンプル(ラウンドトウ)とは違い、セミスクエアトウです。ほんのちょっと変えるだけで、靴の表情って、結構変わりますね。

本来のギリーは、ベロがなく、あえてヒモの間から靴下を見せます。これは、スコットランドで舞踏用に多く用いられて、靴下共々衣装のポイントになっています。
でも、やはり、日常で履くには、ベロ付きの方が、履きやすいです。
この靴は、タンニンなめしの革を使っていますので、経年で革の表情がどんどん変わっていき、独特の艶も増してきます。
タンニンなめしの革は、最初こそ若干キシキシして硬い感じがするのですが、足なじみは抜群で、革らしい風合いがあって、大好きです。
クロムなめしの革に比べると、水によるシミが出来やすいのですが、それさえも、いい雰囲気に見せてくれます。履く人によって、同じ革でも、全然違った靴に成長していくので、とても楽しいです。
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by boot_maker_oe | 2010-08-29 22:51 |
ワンピース靴
暑いです。
いや、ほんとに今年は暑いです。
相変わらず、寝室にはエアコンがなく、暑いとは思いながら、なかなかぐっすり眠れている自分にも、ちょっとビックリするくらい、今年は暑いです。
でも、実は、昨年冷却マットなるものを手に入れて、それを敷いているので、眠れているのかなーと思ったりもしています。

d0130092_2234297.jpg写真は、先日納品させていただいたワンピースの靴です。
ワンピースの靴は、一見シンプルですが、切り替えがない分、靴型の曲線を再現するのが大変で、パターンは、革への負担を極力分散させるように設計しますし、つり込み(木型に添わせる作業)を、当方では、2回行います。革に急に負担をかけてしまうと、後々のダメージが大きくなるので、少しずつ馴染ませることが必要になってきます。
そうやって、時間をかけて馴染ませることによって、きちんと靴型の曲線が靴に再現できます。
市販の既製靴のワンピースのものって、横から見ると、まっすぐ直線っぽくなってしまって、ちょっとのっぺりしているのは、やはりそういう点に違いがあるのかなと。

これは、2足目のオーダーをいただいたM様に納品させていただきました。
とても面白い興味深いお話をいつもありがとうございます。本当にお会いできるのが楽しみです。
革には染色を施しています。メンズの#81と同色ですが、デザインが違うと、また雰囲気が変わるなーと思ったりしました。
写真はセミスクエアトウです。デザインサンプルでは、ラウンドトウですが、こっちのほうがかっこいいかも。と思ってしまいました。

ワンピースというと、1枚革でできた靴のデザインを指しますが、似たような言葉で、ホールカットというものがあります。
同じ物だと思っている方も少なくないと思いますし、色々と考え方に違いがあって、一概には言えませんが、自分達は、はっきりと区別して使い分けています。
ワンピースは、踵部分(もしくは、内踏まず部分)に切り替えがあって、縫われているもの。
ホールカットは、文字通り、ヒモの通るホールの部分だけに切れ目があって、履き口以外、縫い目がないもの。です。
ホールカットの場合は、楕円形に革を切りだして、そのまま靴型を覆うように革を添わせて、履き口部分をカット、その後、ライニングを縫い合わせて、また、改めてつり込みを行うことになります。
ワンピースとホールカット、たった、1カ所の切り替えの違いですが、作業工程的には、もう、雲泥の差です。
いつかは、ホールカットもラインナップに加えたいと思ってはいるのですが、木型の補正をすると、ワンピースでもパターンの修正や、つり込みがかなり大変になってきてしまうので、ホールカットだと、ちょっと木型の曲線の再現が、納得できるものになるのか、というところで、今のところは、断念しています。
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by boot_maker_oe | 2010-08-19 23:13 |
ありがとうございました
昨日、無事に恵比寿三越でのイベント終了しました!!
多くの方にお運びいただきました。
商品も、ほぼ完売でした!!!

新しくご興味持っていただいた方も、本当に多く、色々と収穫の多いイベントでした。
本当にありがとうございました。

今日からお休みに入らせていただきます。お問い合わせは、メールでいただけますと幸いです。
イベント終了したので、少し休みたいところですが、実はかなりオーダーをいただいているので、お休みは、しばらくお預けです・・・。
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by boot_maker_oe | 2010-08-13 11:17
いよいよ
今日から、始まりました!恵比寿三越でのイベント。
もう、とにかく、恵比寿駅からガーデンプレイスまでが、遠い!!!行くまでに、疲れそうです。

初日にも関わらず、多くの皆様にお越しいただきました。
とてもうれしかったです。
たくさんの靴達が、旅立っていきました。
オーダーではないので、なかなか思うようなサイズがなく、断念された方も多数でした。
サイズが合って、お買い上げいただいた方も、しっかり足型を取って、合わせた訳ではないので、履いていくうちに、何か不具合ありましたら、浅草の店舗までご連絡ください。
別途有料になってしまいますが、できる限りの対処、させていただきます。
新しく興味を持っていただいた方も、本当に多く、やってよかったなと心から思います。

そして、本当にありがたいことなのですが、1週間行うイベントにも関わらず、1日目にしてご用意していた靴の半分以上が旅立ってしまいました。
ですが、まだまだ明日からも、皆様をお迎えできるよう、なんとかしますので、是非是非のぞきにいらしてください。
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by boot_maker_oe | 2010-08-07 00:01
恵比寿にまつわるエトセトラ5
いよいよ、明日から恵比寿三越でのイベントが始まります!(日付変わったので、もう今日ですね。)
今日は、搬入してきました。
お洋服がメインなので、o.e.は、そんなに広いスペースではありませんが(お店自体も狭いので、印象はあんまり変わらないかもしれません。笑)、o.eらしい空間ができたと思います。
三越での写真は、搬入でいっぱいいっぱいで、それどころではなかったのですが、靴の紹介します。

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こちらは、レディースの靴達です。
全て、1点ものです。サイズは現物のみとなりますので、シンデレラ靴ですね。
燐とのコラボ靴を合わせて、レディースは9足のご用意です。


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こちらは、メンズ。
初期の頃の、かなり凝った作りの靴もあります。(アッパーが、ということではなく、底付けもかなりかわっているものがあります。)
レディース中心なので、メンズは6足のご用意です。
こちらも、もちろん全て1点もの、サイズは現物のみです。
メンズの靴には、全て、シューツリーをサービスで付けております。

メンズも、レディースも、作りはもちろんハンドソーンウェルテッドです。
サイズが合えば、かなりお買い得です。
ただ、補正等はできないので、その点はご了承いただけると幸いです。

では、明日から(今日ですね)、皆様を心よりお待ち致しております。
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by boot_maker_oe | 2010-08-06 01:06 | 徒然
恵比寿にまつわるエトセトラ4
引き続き、恵比寿での商品のご紹介です。

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上から時計回りに、ブレスレット、靴のキーホルダー、バングルです。
どれも、カジュアルなものです。普段使いに是非。

ブレスレットは、真ん中のモチーフが、革になっています。これは、一つ一つ穴をあけて、包丁で切りだしています。華奢な感じで、重ね付けしてもかわいいですし、案外存在感があります。留め具の部分には、靴のチャームがついてます。

靴のキーホルダーは、2年前、alte Artオープン記念として、限定で一度販売しておりまして、好評でした。常時販売したいのですが、結構細かい仕事でできておりまして、なかなか製作時間がとれませんでした。今回も、限定での販売です。全て色違いですので、お好みの色があるうちに。カバン等につけていただいてもいいのかなと。

バングルは、これも、一つ一つ丸く切りだして、革ヒモでつなげてあります。最初は、革が若干硬くて、ゴワゴワした感じですが、馴染んできます。
サイズは2種類ご用意しておりますので、メンズでも、レディースでも大丈夫です。

革小物は、店舗では販売しておりませんので、この機会に是非。
写真以外にも、色々色違いあります。
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by boot_maker_oe | 2010-08-05 00:21 | 徒然
恵比寿にまつわるエトセトラ3
今日も、引き続き恵比寿での商品紹介です。

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コイン/パスケースです。
パスが、いい具合にかっちりと収まります。
手縫いで仕上げてあります。
一応、靴型の窓から、パスモやスイカの定期の期限もしっかりと見えるようにしてあります。

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裏側は、ボックス型のコインケースになっています。
ボックス型だと、中全体が見えるので、取り出しやすくなっています。
ちょっと小銭が必要なとき、意外と便利です。

パスケースって、あんまり使ったことなかったんですが、思いのほかサッと取り出せて、小銭以外にも入るので、自分も、T女史も試作で作って以来、愛用中です。
色は、写真のライトブラウンと、パープル、数は少ないのですがホワイトもあります。
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by boot_maker_oe | 2010-08-03 23:19 | 徒然
恵比寿にまつわるエトセトラ2
今日は、燐がL.Aで仕入れて来てくれたヴィンテージテキスタイルを使った靴を紹介します。
通常は、展示会に来てくださったお客様に、最初に見ていただきたいので、新作の紹介は、展示会が終わった後で、ということにしているのですが、今回は、既製靴として1点ものでの販売になるので、ここでご紹介させていただきます!

d0130092_043677.jpgゴブラン織りの布で、元々の柄は、大きな渦巻状の柄でした。どの部分の柄を使うかで、かなり雰囲気が変わってくるので、色々試しました。

d0130092_0425055.jpg格子状の角部分にベージュピンクのビーズが縫い付けてあるとてもかわいい布です。シルクらしい上品な光沢があります。

d0130092_0415134.jpg光沢のある布に、落ち着いた感じではありますが、色々な色の糸で葉っぱの刺繍が施してあります。

布は、あまり使い慣れていないので、いつもとは違うところに気をつかいました。布の裏には、しっかりと革を裏張りしてありますので、布だけよりは、耐久性はかなり増しています。
布も、やはりヴィンテージテキスタイルなので、なかなか雰囲気がありますよ。
写真だけでは、なかなか伝わりきらないものがあります。
是非、実物見に来ていただけると、うれしいです。
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by boot_maker_oe | 2010-08-03 01:05 | 徒然
恵比寿にまつわるエトセトラ
恵比寿でまず思い出すのは、30年前まだ学生だった頃、たまに行っていた小さな中古のレコード屋さんである。たしか、"パテ"という名前だったと記憶しているが、よく憶えているのは店のシャッターにアンディ・ウォーホールのバナナの絵が大きく描かれていたということ。つまりこれをよく憶えているということは、店が閉まっていたことが多かったということだろうか。置いてあったレコードは雑多な印象も受けるがそこに魅かれたものだった。木之内みどりのシングル盤からソフトマシンのブートレグまで脈絡もなくならんでいても、店の雰囲気と相まって不思議と統一感があった。その店ももうない。居場所を変えて何処かでひっそりと営業しているのだろうか・・・。

・・・久々に恵比寿に行くので、そんなことを考えてみたり。
まあ、三越さんでのイベント時には、恵比寿の街を散策するような余裕はないとは思うのですが、なんだか、色々と一人で感慨深くなったりしてます。

バタバタとして、”恵比寿での商品を画像で紹介します”って言っておきながら、なかなかできずにすみません。
ここで少し紹介します。
d0130092_23122296.jpgこれは、ゾウの型押しの革を使ったベルトです。
染色を施しましたので、ゾウ革にしては、めずらしい色で、かなりかっこいいです。自分も欲しいです。バックルは、真鍮の職人さんに作ってもらったひとつひとつ手作りの真鍮のバックルです。
ジーンズ(今はデニムって言うらしいですが)や、ワンピースのワンポイントにも使っていただけるのではないかと。
サイズは、その場で調整させていただきます。

メンズでも、レディースでもかなり使えると思います。
限定3本なので、気になる方は、お早めに。

明日も、他のものをご紹介できればと思っております。
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by boot_maker_oe | 2010-08-01 23:23 | 徒然